システムコンサルティングを主要事業とする企業に対し、IPO準備におけるPMO業務を担当し、上場に向けた多岐にわたる課題の解決を支援してまいりました。JSOX対応、内部監査および監査役監査体制の整備といったガバナンスの高度化、予算作成および予実管理、会計論点の整理、決算早期化への対応、さらには情報セキュリティ体制の整備など、さまざまな課題に対して、現状分析と優先順位の設定から具体的な解決策の実行まで、包括的なサポートを実施しました。

特に、複雑化しがちなプロジェクト全体の進捗管理においては、各業務の優先順位を明確にし、クライアント企業の組織体制や特性に適したスケジュール管理を導入しました。これにより、計画的かつ効率的に課題を解決する体制を構築することができました。また、監査法人や証券会社との連携では、ヒアリング対応や資料準備を支援し、これらのステークホルダーとのコミュニケーションが円滑に進むよう調整業務を担いました。

レンタル事業を展開するクライアントに対し、事業計画や予算作成、取締役会資料の作成支援を提供しました。具体的には、KPI（重要業績指標）をベースにした予算作成を導入し、事業全体を具体的な数値目標に分解することで、投資家やステークホルダーに対する説明をより分かりやすくしました。また、経営者や各部署と緊密に連携し、現実的で達成可能な目標設定を実現するとともに、従業員がやる気を持てるようなチャレンジングな目標値を意識しました。さらに、KPIベースの予実管理フォーマットを作成し、予算と実績の差異を可視化することで、迅速かつ効果的な改善行動を促進しました。取締役会資料については、現状の分析と今後のアクションプランを明瞭に示す内容に仕上げ、経営陣の戦略的な意思決定を支援しました。これらの取り組みにより、投資家やステークホルダーへの説明が明確化され、予実管理を通じた経営の一体化が実現し、戦略的な意思決定が加速する成果を達成しました。

上場準備会社に公認会計士が常駐して、日々のオペレーションの中で生じる課題や、上場に向けて監査法人や証券会社からくる様々な要求事項に対して適切なソリューションを提供するとともに、具体的な解決策を講じ、実行まではんそうしています。