VCの出資に際し、企業会計基準のプロフェッショナルである公認会計士を中心にチームを組成し、財務調査(FDD)を実施しました。特に社歴の浅い法人では、税務報告を重点に置いた会計処理のみ行っているケースが散見され、発生主義の概念を適用し、上場会社を含む一般的な会計基準における売上・収益・当期純利益とは異なる財務報告を行い、投資家の皆様にとって比較可能性に欠ける情報を提供していることがあります。公認会計士を中心としたチーム組成を行う弊社では、投資家の皆様が安心して意思決定を行えるよう、一般的な会計基準(GAAP)への準拠性、乖離の有無を調査、報告し、情報の透明性を担保しています。

国内の非上場企業における事業承継は、高齢化に歯止めのきかない日本国内において、多くの企業が直面する問題です。特に参照価格が存在しない非上場企業の株式売却・買収に際しては、価格の算定時に売り手と買い手の提示価格に大きな乖離(スプレッド)が生じるケースが散見されます。弊社では、成立しえない理論に偏った価格の提示をするだけではなく、売り手・買い手双方の状況を鑑みた合理的な価格を提示し、関係者がWin-Winとなるようサポートすることを心がけております。